ポケットほり加工で、スミ部でビビる場合の対処方法の1例を示します。

下図のように、角Rと工具直径が近い場合、角でギュっ!とビビリ音がする場合があります。

今回場合は、R15に対して、直径28の5枚刃の工具を使用しています。

 

ワークの様子。上下の長孔のスミで、ビビる場合が多い。

そのような場合は、下図のように、5枚刃であれば2枚取り外して、3枚刃として加工すれば格段にビビりにくくなります。

送りなどは5枚刃より遅くする必要があります。最適な条件は皆様各自探ってください。

4枚刃の場合は2枚刃に減らし、6枚刃の場合は3枚、もしくは2枚に減らすとよろしいかと思います。

そのような場合は、刃数を減らしてしまえばよい。今回の場合は5枚刃から3枚刃へ、インサートを取り外して変更した。