新型マシン「Haas DC-4/40 Drill Center」の実力に迫る! 溝口製作所のマシン探訪記
皆様、こんにちは。有限会社溝口製作所の溝口 敬悟です。私どもは愛知県丹羽郡扶桑町にて、旋盤・フライス加工を中心に精密金属部品の製造を専門としております。創業以来、さまざまな素材(炭素鋼、工具鋼、チタン合金、アルミ合金など)の加工に取り組んでまいりましたが、常に生産効率の向上と新しい技術の導入を検討しております。
今回は、愛知県で一番ハースのマシンを導入している会社として、(と商社のNKワークスの方が言っていました)Haas Automation社の新型ガントリー式ドリル/タップセンター「DC-4/40 Drill Center」のカッティングデモ動画を分析してみました。このマシンは、長い部品の加工に特化しており、私どものような中小製作所でも大型・長尺部品の効率化に役立つ可能性を感じています。ただし、現時点では導入検討はまだ行っておりません。あくまで情報収集の一環として、動画から得られた特徴を共有させていただきます。
Haas DC-4/40 Drill Centerの主な特徴
Haas DC-4/40は、狭いスペースで長尺部品を高速・高精度に加工できるガントリー式マシンです。公式情報に基づく主なスペックは以下の通りです:
- 構造: ガントリー式(スピンドルヘッドがX/Z軸移動、テーブルがY軸移動)。テーブルは全長サポートで重荷重対応、振動を抑えた安定加工を実現。
- 加工範囲: X軸トラベル98.4インチ(約2500mm)、部品長8フィート(2.5m)以上、幅1.6フィート(0.5m)まで対応。長尺押出材、鋼材チャネル、アングル、パイプなどの多様なプロファイルに最適。
- スピンドルとツールチェンジャー: 40テーパー対応の高性能スピンドル(12,000 rpmオプションあり)、高速ツールチェンジャーでサイクルタイム短縮。
- 利点: 1回のセットアップで長尺部品を一括加工可能。狭い工場レイアウトでも効率的で、Haasコントロールの使いやすさが魅力。
動画のデモでは、鋼材チャネルのドリル・タップ加工がスムーズに進む様子が印象的でした。チップ排出のクリーンさと安定した切削音から、実務での信頼性が高そうです。私どもの加工で扱う長尺アルミ材などに活用できれば、納期短縮につながるかもしれません。
動画分析: カッティングデモのハイライト
Haas公式YouTube動画「Haas DC-4/40 Drill Center Cutting Demo」(2025年10月16日公開、約9,500ビュー)は、マシンの実力をコンパクトに紹介しています。
- 内容: マシン全体像から鋼材チャネルの加工デモへ移行。ガントリーの長大なX軸移動で複数穴あけ・タッピングを連続実行。精密なZ軸制御と安定したテーブルサポートが目立つ。
- ポイント: 高解像度で切削面の仕上がりとツールチェンジの速さを強調。ナレーションで「長尺部品の高密度生産に最適」とアピールされており、拡張性(自動化オプション)も示唆。
- 感想: 短時間でマシンの強みが伝わる優れたデモ。現場オペレーター目線で説得力があります。
コメント欄のまとめ: ユーザーからの声
動画のコメントは19件と少なめですが(公開から間もないため)、Haasファンや加工業者のポジティブな反応が中心です。主な傾向:
- 高評価多数: 「X軸の長さが革命的! 長尺部品のセットアップが楽になる」「安定性が高く、仕上がり綺麗」などの声。精度と速度を褒めるコメントが目立つ。
- 実務視点: 小規模工場主から「スペース節約にぴったり」「建築・押出材加工にオススメ」といった意見。
- その他: 少数ですが、投資対効果やソフトウェアの期待を述べるもの。全体的に好意的で、ネガティブなコメントはほとんどなし。
コメントから、DC-4/40が実務家に受け入れられやすいマシンだと感じました。
おわりに
Haas DC-4/40は、長尺部品加工の課題を解決する魅力的な新型マシンです。私どもでは今後、設備投資の参考としてさらに情報を集めていく予定ですが、導入はまだ検討段階です。もし皆様の現場で類似マシンをご使用中でしたら、体験談をお聞かせいただけると幸いです。お問い合わせお待ちしております!
〒480-0102 愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄字郷東231番地
TEL: 0587-93-7955 | FAX: 0587-93-8596
Email: kakou@mizoguchi-ss.com
ウェブサイト: https://mizoguchi-ss.com(参考: Haas Automation公式YouTube動画「Haas DC-4/40 Drill Center Cutting Demo」)















