マザック M4 旋盤の主軸内側にあって、油圧チャックの開閉を制御しているドローチューブという部品が錆びて動かなくなりました。
正常な場合は、スキマ嵌めなので押せば抜けるはずですが、錆びて完全に固着していました。サービスマンの方もこれは過去に同様の事例があって直せない、と言っていましたが主軸交換をすると高いので(数百万円?)何とか錆びたドローチューブを抜くこととしました。
そして抜けました。
手順
- チャックを外す。
- チャック側の入り口付近が一番錆びているので、入り口付近のドローチューブを長いボーリングバーでできるだけ削って除去する。(今回は300mm程度)。
- テールストックなどで押し出す。
- 錆びた主軸内面に防錆油を大量にかけつつ、長いワイヤーブラシで掃除をする。(いまここ)
- 新しいドローチューブを買ってきて組み立てる。
- チャックを取り付ける。
- 完了