このたび当社では、日々の加工プログラム作成で使用しているCAD/CAMソフトを
ONECNC XR7 から ONECNC 10 へ更新しました。
より安定した作業環境の確保と、最新のCAD/CAM機能を活用した加工準備の効率化を目的としたものです。
更新の背景
これまで使用してきたONECNC XR7は、当社の加工データ作成において長く活躍してきました。
一方で、近年は3Dモデルを使用した加工、複雑形状への対応、加工前の確認精度、
そして最新OSや新しいCADデータへの対応など、CAD/CAM環境に求められる内容も高度化しています。
そこで今回、より新しい環境で安定してCAD/CAM作業を行えるよう、ONECNC 10へアップグレードしました。
これにより、従来の操作感を活かしながら、設計・加工準備・シミュレーションの各工程で、
さらに効率的な運用を目指します。
ONECNC 10で案内されている主な強化ポイント
1. 最新OS・最新CADデータへの対応強化
ONECNC 10では、Windows 11環境での安定運用や、最新CADデータトランスレータへの対応強化が
主なポイントとして案内されています。外部から受け取るCADデータを扱う機会が多い現場にとって、
データ取り込み環境の更新は大きな安心材料となります。
2. 3D操作性の向上
3Dビュー制御用のビューキューブが搭載され、トップ・ボトム・フロント・バックなどの視点を
ワンクリックで切り替えられるようになったとされています。3Dモデルの確認や加工方向の検討を
より直感的に行いやすくなることが期待できます。
3. 2D図面機能の強化
図面印刷の改善、スマート寸法線、データム記号、データムターゲット枠、注記、
幾何公差機能など、2D図面に関する機能強化が案内されています。
加工現場で必要となる寸法確認や図面表現の面でも、より使いやすい環境が期待できます。
4. ねじ・ソリッドモデリング機能の拡張
ONECNC 10では、ねじモデリングコマンドや、ソリッドモデリングにおける1レールスイープ・
2レールスイープ機能の追加が案内されています。加工前の形状確認や、複雑形状の作成・修正において、
より柔軟なモデリングが可能になります。
5. ミル加工機能の高精度化・効率化
任意角度工具に対応した面取り加工、面取り加工の荒加工対応、R面取り加工の強化、
穴加工でのZピック機能などが案内されています。
加工内容に応じて条件設定を行いやすくなり、加工準備の効率化と入力ミスの低減が期待できます。
6. 同時5軸加工機能の強化
同時5軸加工では、ダイレクト・スカルプト加工、バレル工具・レンズ工具への対応、
点軸制御・線軸制御・面制御、干渉チェック、ツールパス延長機能などが案内されています。
複雑な曲面加工や高精度仕上げにおいて、加工品質と効率の向上が期待できる機能です。
7. 旋盤加工・プロファイル加工の効率化
旋盤加工では、ねじ切りライブラリ対応や、ねじ切りの3Dシミュレーション対応が案内されています。
また、プロファイル加工では、ネスティング結果の保存・再利用や、ネスト済み図面からの一括工程作成への対応が
紹介されています。
8. 旧環境からの移行性
ONECNC 10の新機能資料では、旧製品で作成されたデータや各種環境ファイルの互換性についても案内されています。
当社でも、これまで使い慣れた環境を活かしながら新バージョンへ移行し、スムーズな立ち上げを進めています。
当社で期待している効果
今回の更新により、当社では以下のような効果を期待しています。
- 最新のCADデータへの対応力向上
- 3Dモデル確認や加工方向検討の効率化
- 寸法・図面関連作業の分かりやすさ向上
- 面取り、穴加工、5軸加工などの加工準備時間の短縮
- 加工前シミュレーションによる確認精度の向上
- 旧環境で蓄積したデータやノウハウを活かした運用
今後の活用について
今後は、ONECNC 10の追加機能を活用しながら、加工プログラム作成の効率化、
加工品質の安定化、作業手順の標準化に取り組んでいきます。
特に、3Dモデルを活用した加工、面取りや穴加工の設定、シミュレーションによる事前確認など、
日常業務に直結する機能から順次活用範囲を広げていく予定です。
まとめ
ONECNC XR7からONECNC 10への更新により、当社のCAD/CAM環境はより新しいものになりました。
最新機能を適切に活用することで、加工準備の効率化、品質の安定、そしてより安全で確実なものづくりに
つなげてまいります。
今後もソフトウェア環境の整備と技術力の向上を通じて、お客様のご要望により的確にお応えできる体制づくりを
進めてまいります。
※本記事は、OneCNC公式ホームページおよび公開されているOneCNC 10関連資料の内容をもとに作成しています。
製品グレードやライセンス構成により利用可能な機能が異なる場合がありますので、詳細は製品別の機能比較表や販売元の案内をご確認ください。





















