弊社は偏心軸の旋削加工も請け負います。

偏心量10mmといった、他社で「ちょっと難しい…」と敬遠されがちなワークも、日常的に加工しております。

偏心軸を確実に仕上げるための弊社流段取り
(定番フローを公開します)

偏心量が大きいワークを旋盤だけで加工しようとすると、チャックで掴んだ瞬間に暴れまくり、切削中に火花が飛び散り、最悪ワークが飛び出してしまいます。
それを完全に防ぐために、弊社では必ず以下の手順で進めています。

1. マシニングセンタで「偏心円筒(掴み代)」を正確に作る

素材の片側に、偏心量ピッタリの位置で円筒を削り出します。
これが旋盤で掴むための「命綱」になります。

ポイント

  • 荒加工 → 半精加工 → 仕上げ加工の3段階で丁寧に回す
  • 掴み代は長めに残す(10mm偏心なら最低20mm以上が鉄則)
  • 真円度にこだわることで、後工程が劇的に楽になる

2. 反対側にセンター穴を正確に加工

これから偏心部を削る側に、深いセンター穴を入れます。

3. 旋盤で本加工

偏心円筒を3つ爪チャックでしっかり掴み、反対側を高精度ライブセンターで押さえます。
これで完全な2点支持が完成し、10mm偏心でもびくともしません。

▲ 偏心10mmの旋削加工の様子(クリックで再生・音声なし)

動画を見ていただければ分かりますが、10mmも偏心しているのに非常に静かに回っています。
これは掴み代の真円度と2点支持の剛性がしっかりしているからです。

この加工が得意な理由

  • マシニングセンタとNC旋盤の両方を自社保有
  • 偏心軸専用の段取り「型」を確立している
  • 過去の失敗と成功をすべてデータ化してノウハウにしている

だからこそ、こう自信を持ってお答えできます。

「素材径と掴み代さえ確保していただければ、20mmでも25mmでも対応します。
ただし段取り代はしっかりいただきます」

加工前後の写真


加工前:偏心円筒+センター穴加工済み

加工前(マシニング完了時)

 


加工後:旋盤仕上げ後

加工後(旋盤仕上げ完了)

 


偏心軸でお困りの方、「他社で断られた」「納期が厳しい」案件も大歓迎です!