「’em」って何? themの短縮形? それとも古英語の生き残り?
こんにちは! 英語の会話でよく聞くあのフレーズ、Get 'em! とか Give 'em hell! とか。『彼ら』を意味する ‘em って、みんな them の短縮形だと思ってるよね?
実は……半分正解で、半分違うんです! 今日こそ、この小さな 'em の謎をスッキリ解明しちゃいましょう。
現代の感覚では「themの短縮形」
まず、現代英語を話す人の99%は、'em を them の省略形として認識しています。
themの「th」の音を落として、話しやすくしただけ- カジュアルな会話や歌詞、スラングで超よく出てくる
- 例: “I saw ‘em yesterday.” → I saw them yesterday.
辞書(OxfordとかMerriam-Webster)を見ても、「'em = colloquial contraction of them」って書いてあるし、日常使いでは完全に them の短縮形として機能してるんです。
でも語源を掘ると……古英語の生き残りだった!
実は 'em の本当のルーツは、古英語(Old English)の「hem」 なんです!
歴史をちょっとだけ遡ってみましょう。
- 古英語時代(〜1100年頃):「彼ら(与格・対格)」は
heomまたはhemと発音されていた - 中英語時代(1100〜1500年頃):これが
hemに簡略化 - その後、非強勢の発音でどんどん短くなって
'emの形が残った
一方で、現代の them はどこから来たかっていうと……
バイキング(古ノルド語)の影響!
古ノルド語の「þeim」(theyの与格)が英語に入ってきて、古英語の
hemを徐々に置き換えていったんです。
つまり、'em は them の短縮じゃなくて、古英語のhemの直系子孫。でも hem がほとんど使われなくなったせいで、みんな「them の省略形だよね」って思うようになった、っていう面白い歴史があるんです。
結論:どっちも正解!
まとめると:
- 語源的には → 古英語
hemから来た生き残り - 現代の使い方では →
themの短縮形として完全に定着
英語って本当に層が厚いですよね。たった3文字の 'em に、1000年以上のドラマが詰まってるなんて、ちょっとロマンチックじゃないですか?
次に Get 'em! って聞いたとき、「おお、古英語のhemの末裔よ……」って心の中でつぶやいてみてください(笑)。
それじゃ、また次の英語ネタでお会いしましょう!















